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映画感想(ネタばれあり)

2011.06.22

category : FILMS

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ジェルソミーナはかつて売り飛ばされて、亡くなった姉のローザの変わりに
胸の筋肉で鎖を引きちぎる芸しかできない怪力で粗野な大男
ザンパノにはした金で売り飛ばされ、
大型二輪(?)に幌をつけた乗り物で大道芸をしながら旅をする。
ザンパノは酒場で女を引っ掛け、ジェルソミーナを夜中の町に置いてけぼりにし、
自分を役に立たない人間だと言うジェルソミーナを
「石ころでも役に立ってる」と励ましてくれた綱渡り芸人を
ジェルソミーナの目の前で(自己とはいえ)撲殺し、
精神の安定を失ってしまったジェルソミーナを捨ててしまう。
そんなジェルソミーナがトランペットで吹いていた曲(高橋大輔がフリーで使用したあの曲)を
偶然町で洗濯をしている女性が歌っているのを耳にし、
その女性からジェルソミーナが死んだことを知ったザンパノは、
夜の浜辺で独りむせび泣く。


と、書いてしまうと、陳腐なストーリー。
とりあえず観た方がいいと思います。


映画の解説には「ジェルソミーナは頭が弱い」とか「白痴」とか書かれているけど、
多分そんなことはないでしょう。
それよりも、自分で考えることを、取り巻く環境が許してくれなかった。
母親はザンパノから金を受け取り、可哀想だと泣きながらも、
かわいい娘を決してザンパノに渡すまいと言う強い気持ちは皆無。
お前がザンパノのところに行けば、食い扶持が減るんだと言っている。
ザンパノは鞭で叩きながら、ジェルソミーナに太鼓を叩かせ、
やっとありのままの自分(この表現は気持ち悪くて嫌いだが)でいることを
綱渡り芸人が教えてくれたが、結局ジェルソミーナはザンパノを選び、
綱渡り芸人は自分の目の前でザンパノに殺される。
ジェルソミーナはここで初めて正気を失うのだと思います。
それまでは至って正常だったと、ワタシには思われるのです。
綱渡り芸人が撲殺されるのを目の当たりにする以前のジェルソミーナに
強いて何か病名らしきものをつけるなら、アダルトチルドレンとかじゃないでしょうか。
映画製作公開当時にはそんな概念一般的ではなかったでしょうが。


この映画は宗教色の強い作品だそうですが、
ワタシは宗教なんて「(都合のいいときにお祈りする)神様」しか信じていないので、
観ていて、修道院が出て来たり、お祭りのシーン以外に
宗教色なんて感じませんでした。
イタリアのこの時代の映画には修道院とかよく出てくるし。
淀川さんの映画解説によると、綱渡り芸人が「神」なんですって。
それよりも現代の精神病理に通じるものを感じました。
母親とザンパノからの虐待と、
ジェルソミーナが綱渡り芸人ではなくザンパノを選んでしまうところから、
ジェルソミーナとザンパノ間の共依存関係。
ジェルソミーナが「自分なんか役に立たない」と言っているところを見ると、
明らかにその関係が成り立ってると思います。
でもザンパノには私がいなくちゃだめなの、私がいないと彼は孤独なのってな。
そしてザンパノの顔を見ればおちょくっている綱渡り芸人は、神と言うよりも、
ザンパノに欠けていて、ザンパノが内心では
「こうありたい」と思っている像なのではないかと思いました。
ザンパノは粗野で無神経で怪力しか取り得のなさそうな男ですが、
心根は優しかったのではないかと思います。


きっとジェルソミーナが死んだと分かって、浜辺で泣いていたザンパノも、
その後生き方を改めたりすることもなく、
鎖を切る芸で金を稼ぎ、女と遊びながら生きていくのでしょう。
そうすることしかできないザンパノの生きる道「La Strada」なのだろうと思います。


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ドイツ映画ってやっぱり良いんだわ~。


世界で一番いい映画を作る国はどいつだ? 

ドイツだ!



くだらなくてスミマセン。


骨肉腫とかでそんなに元気そうなわけないじゃんとか、
マフィアや警察がそんなに手ぬるいわけないじゃんとか、
マフィアのボスが自分の金に手をつけた人間に
そんなに優しいわけないじゃんとか、ツッコミどころ満載なんだけど、そこがいい。
日本で公開されて「いいなー」と思うドイツ映画のいいところって、
「そんなことありえないだろw」なんだけど、
それが微笑ましくていい映画が多いんですよね。


最初はタバコの煙も気にする善良な小市民だったルディが、
脳腫瘍で道中倒れたマーチンのために薬を手に入れようと銃を手にするシーンは
中々感動して泣けました。


音楽もスピード感があり、さすがと言った感じ。
日本でこの映画のリメイクがありましたが、どうなんだろうなぁ。
こっちは男の友情、あっちは男女の恋という感じなんだとか。
ワタシは多分、こっちが好きです。
ロードムービーってあんまり好きじゃないのですが、この映画はよかった。
そういえば、「道」もロードムービーですよね。


ところでこのルディを演じた、ヤン ヨーゼフ リーファース。
カワイイな~wなんて観ていたんですが、中々面白い過去があるんですね。
旧東ドイツのドレスデン出身のようです。

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