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悪者見参

2010.08.09

category : FOOTBALL

悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)
(2001/06/20)
木村 元彦

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もしもユーゴスラヴィア紛争が起こらず、
ピクシーが名古屋グランパスに来なかったら、
ワタシはこれほどユーゴスラヴィアの歴史に興味があっただろうか。


この本の著者もピクシーに惚れ、
ユーゴスラヴィアや、かつてのユーゴ代表(プラーヴィ)を取材するために
何度も現地へ飛び、サッカー選手、関係者、サポーター、
政治家にまでインタビューを敢行。
紛争地域を訪れ、デモに揉まれ、爆撃された教会を、
自分の目で見た著者の木村氏。
プラーヴィを愛する人間、クロアチア代表、
特にセルビア代表を応援しているワタシとしては
読まなければならない本でした。
木村氏はオシムやピクシーに関する書籍も書かれているので、
そちらも読んでみようと思っています。


しかし正直なところ、理屈は分かっても、
感情的には全く分かりません。
つい最近まで仲良くしていたご近所さんが敵になり、
W杯で代表として戦ったユーゴスラヴィアを全否定し、
ユーゴ代表として取り残されたセルビア人、モンテネグロ人は
ユーゴの国歌を歌わない。
なぜかというと、クロアチアやスロベニアはユーゴスラヴィアという
連邦国家から独立し、自分たちの国歌や国旗を持ったのに、
セルビア・モンテネグロ連合チームと化したユーゴ代表に、
暗い歴史を背負ったまま、置いて行かれたような気持ちがする。


日本ではまぁ、一部の教育者や政治家、団体が
日本の国歌とか国旗とか否定してますが、それは置いといて、
日本の国歌といえば、誰が何と言っても「君が代」で、
サッカー日本代表に限らず、スポーツの日本代表選手は
日本という国の代表として世界の舞台で戦う。
国民はそれを見て応援する。
もちろん興味ない人もいるでしょうが、別に誰も責めはしない。
そんな風に育って、生活していると、
やっぱり同じ国で民族で争うとかピンと来ないです。
ただ日本も外国人参政権が認められたら危ないですね。
長い年月かけて、旧ユーゴみたいになるのかも。
日本の周辺諸国とはほどほどに仲良くやっていくのがいいと思います。
深入りしても、絶対上手く行きません。


元プラーヴィのミハイロビッチは父がセルビア人、母がクロアチア人で、
ブコバルという悲惨な戦闘地域で生まれ育ち、クロアチア人に憎まれた。
ミハの家にあった彼の写真は、全部額をピストルで打ち抜かれていたそうです。
プラーヴィとして、かつては自分たちの代表として戦った、
偉大なサッカー選手に尊敬の念こそ抱いても、
どうしたらそこまで憎悪をむき出しにできるのか、狂気の沙汰だと思います。
日本人にしてみれば、ミハ=「セリエでFKでハットトリック決めたすごい選手」
そんなイメージで、セルビア人だかクロアチア人だかよく分からないし、
それほど興味もないことです。


セルビアとクロアチアの憎悪はずいぶん深そうですが、
クロアチアといえば98年W杯で日本と戦い、3位まで上り詰めた国。
すごかったよねー、あれは応援しちゃったよー。
あの国にドローに持ち込めると思ってた日本ってwwwくらいのもんです。
でもだからって、同じW杯に出場したユーゴ代表に敵意なんて
微塵もないどころか、日本でプレーするピクシーがいる国。
応援するよー!ってなもんです。
実際フランスに応援に行ってた日本人がピクシーを応援しに行って、
ピクシーは偉く感動していたそうですが、
日本人の感覚として、そんなのどうってこともない。


この本に関連して色々動画を観ていたら、
某N動でとんねるずの生ダラでのりさんとピクシーのPK合戦の動画を発見。
ちょうど98年W杯直前で、
のりさんが日本代表のグループについて、ピクシーに色々訊いていました。
しかしそこには当然クロアチアがいる。
アルヘン強い、ジャマイカには日本が勝てる。
そう言って、クロアチアに関しては「Same team.」と言いました。
のりさんはユーゴの情勢とかプラーヴィの置かれた立場を知らなかったのか、
「Same」の意味をピクシーのユーゴ代表と同じくらい強いと解釈したようでした。
通訳の関係もあったかも知れません。
でもピクシーが英語を母国語としない人ということを考えれば
「Same team」と言ったら、同じくらい強いと解釈する人もいるだろうし、
ピクシーが同レベルとか言うチーム、どんだけ強いんだよ!と
そう思う日本人は多いかも知れません。
ピクシーがのりさんの反応に対して何を思ったのか分かりません。
そもそもどういう気持ちで「Same team」と言ったのかも
ピクシーは政治的発言は殆どしないので、ピクシー本人にしか分からないことです。
もしかしたら本当に「同じレベル」というつもりだったかも知れないし。
何しろ一緒に戦ったことのある選手たちですから。


何となく本の感想からずれてしまいましたが、
こんなDVDが発売されています。


引き裂かれたイレブン~オシムの涙~ [DVD]引き裂かれたイレブン~オシムの涙~ [DVD]
(2007/03/21)
イビチャ・オシム

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某N動でも観られますので、
気になる方はぜひ本とこのドキュメンタリーを合わせてご覧ください。
この動画の中でミランにもいたサビチェビッチが淋しげに、
ユーゴ内戦の影響で世界大会から締め出されたことを語っていました。
誰もが知っている選手が、全盛期にW杯に出場できなかった。
もしも94年W杯にプラーヴィが出場していたら、
決勝はもっと違ったかも知れません。
ロビーの悲劇のPK観なくて済んだか(ry
残念なことです、本当に残念です。
選手の中の、誰一人悪くないのに。


タイトルはオシムが強調されてますが、
当時のユーゴ代表監督としてオシムのインタビューもある感じです。
オシムメインではありません。
いずれ買おうと思っています。


ここしばらく地下鉄でいつもこの「悪者見参」を読んでいたのですが、
あるとき仕事の帰りに地下鉄を降りて、改札に向かっていると、
小学生くらいの男の子がお母さんと一緒にいました。
その少年、何とクロアチア代表のユニフォームを着ていました。
ちょうど「悪者見参」を読んでいたタイミングで、
セルビア=悪、それ以外のユーゴから独立した国=善みたいなイメージが
見事に崩れたところでしたが、
やっぱりワタシはボバンもシュケルもプロシネチキも大好きです。
当然ピクシーもミヤトビッチもミハも大好きです。
なので、つい背中の背番号が気になりました。
でもあんまりじろじろ見ると不審者なので、確認できないままでした。
残念です、ボバンだったらミラニスタの可能性も大なのに。
あのレッドチェッカー目立つんですよね。
しかも珍しい、テンション上がりました。


そんな場面に出くわして、
ワタシも欲しかったセルビア代表のユニフォームを何とかネットで手に入れました!
赤字に十字架、カッコいいんだぜ。

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