Stoned Brain Returns

遊びの日常。日記<週記

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小さいおうち

2014.02.28

category : FILMS

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山田洋次監督の「小さいおうち」を観てきました。

60歳以上で1000円で観ていると思われる人が多くて、いつもと違う雰囲気でした。
面白いところで笑うようなことまで「うるさい」なんて
目くじら立てるようなことはないけども、
本編始まって10分くらいして2人組で入って来て、
どこでも席空いてるのに、よりによって、私の2つ向こうくらいに座って、
「この映画観たんじゃない?」
「このシーン観た観た」
って上映中に何度も何度も言うような人はね、
観てないなら黙って観ればいいし、
観たから二度も観る必要ないと思うなら出て行けばいいし、
二度目でも観たいなら黙って観てればいいだろうが。
と、思ったりするわけですよね。
咳払いはうるさいし、酷いので途中で席移動しちゃったよ、全く。

で、映画の内容はというと、これはいい映画でした。
ベルリン映画祭で女優賞を取ったハルちゃん役の黒木華さんがとてもいい!
昭和初期の割烹着姿の女中さんが似合う若い女優さん、
今どきこの人くらいしかいないと思われます。
そして松たか子もさすが。
夫の部下に心惹かれてゆくお金持ちの優しい奥様役が板についています。
時々苛立ってヒステリックな物言いをするところもさすが。
今の日本の芸能界には貴重な、「和」を感じさせる女優が2人、
それでいてどこか「アメリ」のようなオシャレさがあります。
密やかな恋愛劇が繰り広げられる小さなおうち平井邸の外観が
赤いお屋根の洋風だからなのもあると思いますが、
何とも言えないオシャレさがあるのです。

そして現代、又甥の健史に勧められて自叙伝を書く年老いたタキさん。
タキさんが書く当時の日本の浮足立った様子や、
南京で虐殺行為が行われた(とされる)時期に、
日本ではデパートで戦勝セールが行われていたことや、
物資の乏しかった時代にとんかつを食べた話を、
どうしても信じられず、事実じゃないという健史。
当時を知る人間と、歴史として学んだだけの人間の、
越えられない溝のようなものがあったのでしょう。
教科書だけでは分からないことというのはたくさんあって、
戦争で勝っている!と思っている(思わされている)国民の高揚感は
戦争を味わっていない人間には分からないことだと思います。
そして教科書で勉強したことより、もっとひどいこともあったのかもしれないし。
それはその時代に、その瞬間、その場所に生きていた人にしか
分からないことですね。

それからあまり好きなタイプの俳優ではなかったけど、
吉岡秀隆さんはもっさりしているのに、妙な色気のある俳優ですね。
真面目に彼の出演している作品を観たのは、ドラマも映画も初めてですが、
うまいなぁと思いました。
ストーリーもよかったけど、俳優陣が本当によかったのと、
風景がよかったのとで、映画全体としてはかなり好きな作品です。

黒木華さんみたいな純和風な素朴な女優さん、外国では人気ありそうだなぁ。
銀熊賞、理解できました。

音楽は久石譲さんで、メルヘンチックなBGMがとても映画によく合っていました。

小さいおうち オリジナル・サウンドトラック小さいおうち オリジナル・サウンドトラック
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久石譲

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原作は読んだことないのですが、面白いのかな。

小さいおうち (文春文庫)小さいおうち (文春文庫)
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鉄くず拾いの物語

2014.02.26

category : FILMS

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以前このブログにも感想を書いたことがある
「ノー マンズ ランド」

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この映画の監督である、ダニス タノヴィッチの作品です。
なんかもうそう聞いただけで、旧ユーゴ諸国の映画だから
私としては観ないわけにはいかないのだけど、
気分がどんよりする程度にはトラウマになっている作品なのです
この「ノー マンズ ランド」って映画は。

ボスニア ヘルツェゴヴィナのロマ地区に住む家族の物語で
実話に基づいて作られています。
出演者は医者を除いてほとんどがご本人。
新聞に載っていたこの家族の話を読んだ監督が映画にしたいと
必要以上のスタッフやカメラを使わず、低予算で作られた映画です。
とはいえ、ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ、主演男優)を取った、
ただものではない映画。
エンドロールもとても短かったのが印象に残りました。

鉄くず拾いをして家族を養っているナジフと妻のセナダ、
娘2人は貧しいながらも仲良く暮らしていて、
セナダのお腹には3人目の赤ちゃんもいる。
しかしセナデが酷い腹痛を訴え、病院へ連れて行くと流産していて、
手術をしないとセナダの命が危ない。
保険証をもたないために、高額な手術料が必要になるが、
それを支払えるほどのお金がない。
せめて分割にしてくれとナジフが頼んでも医者は取り合おうとしない。
公的機関に助けを求めても事態は変わらず、
最後には「どうせ嫌な思いをするなら病院には行きたくない」と
セナダが病院に行くのを嫌がり始める。

以下ネタバレ。






続きはこちら >>

映画雑記

2014.02.24

category : FILMS

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今まで鑑賞メーターで映画の感想をまとめていたのですが、
ラインナップが揃っているようないないような感じなので、
ブログで感想を書く形に戻したいと思います。

まず、高知に行くバスに乗る前に観た「オンリー ラヴァーズ レフト アライヴ
ジム ジャームッシュ監督の映画って観たことないなぁと思っていたけど、
よく考えたら「ナイト オン ザ プラネット」もジャームッシュですね。
これは大好きな映画です。
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長い長い時間を、伴侶と音楽と共に生きてきた吸血鬼たちの物語でした。
日の光の届かない暗い映像と、どんよりと重たい音楽に
最初の10~20分は完全に睡魔に負けていました。
夢と映画の間をゆらゆら彷徨ってるうちに、夢の方に行っていた感じ。
吸血鬼のアダム役のトム ヒドルストン、イヴ役のティルダ スウィントン、
イヴの妹で何かと問題を起こしてはアダムとイヴを困らせるエヴァ役の
ミア ワシコウスカ、この3人がとても絵になっていて、
もうそれぞれをこの映画と関係のないところで観ても人間に見えなくなりそうです。
ティルダとミアを姉妹役にしたのは見事でした。
実際は親子でもおかしくない年齢差なのですが、違和感なしです。

そして時間的には僅かですがイヴに良質な血液を手配してくれていた
マーロウを演じていたジョン ハート。
あの渋さと存在感と人間離れした感じは、
他の俳優ではなかなかできないだろうなぁと惚れ惚れ観てしまいました。

音楽は終始ダウナーしたが、とても素敵でした。
アンダーグラウンドなミュージックシーンで活躍する
人気ミュージシャンのアダムが作る音楽は
人間の心臓の音とは違うリズムで奏でられているようでした。

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ジム ジャームッシュ監督と
オランダ人のリュート奏者のジョセフ ヴァン ヴィセムのユニット、
ジョゼフ・ヴァン・ヴィセム&ジム・ジャームッシュによる、
映画に使われた音楽が収録されたCDのようです。
元はCDの方が先なのかな・・・?
CDにはティルダも参加しているようです。



光にふれる
台湾の盲目のピアニスト、ホアン ユィシアンの自伝的映画と言ってもいいでしょう。
盲目のピアニスト、ユィシアンが大学に入り、
一緒にバンドをすることになるルームメイトや、
ドリンク屋さんの店員でダンサーを夢見るシャオジエとの交流で、
成長していくお話です。
ユィシアンのサクセスストーリーのようでいて、
仲間との絆を描いた友情モノでもあり、ちょっと恋愛要素も
あるような、ないような(笑)
「目が見えないからコンテストで賞を取った」と心無いことを言われて以来、
コンテストに出なかったユィシアンが、
一見冷淡だけど、ユィシアンの才能を見抜いている美人な先生にはめられた格好で
コンテストに出ることになってしまいます。
「そんなにうまくいかないだろ~」と思いつつ、
でもバンドと一緒に生き生きとピアノを弾くユィシアンと、
同じときにダンサーのオーディションを受けていたシャオジエがキラキラしていて
すっかり映画の世界に引き込まれてしまいました。
いい映画だったなぁ。
音楽もよかったです。

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さよなら、アドルフ
ナチスドイツに迫害されたユダヤ人目線の書籍や映画は多いけれど、
ナチスドイツ側だった人間の目線による作品は、
ドイツにはあまりないようです。
とあるナチスドイツの幹部の子供たちが、戦後どうやって生き抜いたかを垣間見ることのできる、
珍しいタイプの映画です。
着の身着のままで家を出て、母親と子供4人と赤ちゃん1人、匿ってもらいながら生活していたけれど、
母親が出頭し大人がいなくなってしまいます。
弟の1人が食べ物を盗んでそこにいられなくなると、
ハンブルグの祖母の家へ行くために、子供だけで長くてつらい旅をすることになります。
題材としてはとてもデリケートで難しい問題だからなのか、
感情的に煽るようなところはなかったような気がします。
淡々と、こういうドイツ人もいたという事実を描いていると言った風でした。
だから観ていても、泣いたりするようなことはありませんでした。
時々描写が甘いんじゃないかと感じる箇所があったけど、
もしかするとやむを得ずカットしたようなことがあったのかもしれません。

この映画を観て感動したというのは、いくら考えても違うと思います。
でもいい映画でした。
撮ってくれてよかった。

ただ「さよなら、アドルフ」というタイトル。
アドルフは関係なくはないけど、
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」よりは、関係ありません。
原題は「LORE」と言って、主人公の名前です。
「暗闇のなかで」というレイチェル シーファーという人の小説がありまして、
その小説が3部作になっているのですが、
その内の2番目の話を映画化した物です。

暗闇のなかで暗闇のなかで
(2003/08)
レイチェル シーファー

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The Dark RoomThe Dark Room
(2002/02/07)
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アイム ソー エキサイテッド!
ペドロ アルモドヴァル監督のコメディ。
車輪が出ないので着陸できず、
スペイン上空を旋回している飛行機の中で繰り広げられる、
乗務員も乗客もゲイもノンケも男も女も入り乱れての結構お下品なドタバタ劇です。
「オール アバウト マイ マザー」以降をメインで観ていた私は
アルモドヴァルってこんな監督だったっけ・・・?でした。

ただアートっぽい映画とか、いい映画ばかり観ていると、
ときどきこういう「良心的な」お下劣コメディが観たくなるんですよね~。
そういう点ではかなりのヒットでした。
エンディングのMetronomyのThe Lookって曲も80年代っぽくてよかったです。

イングリッシュ・リヴィエライングリッシュ・リヴィエラ
(2011/04/20)
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(追記)
この「アイム ソー エキサイテッド!」の音楽担当が
アルベルト イグレシアスと言って、アルモドヴァル映画の音楽を多く手掛けているのですが、
この人実は、「裏切りのサーカス」というゲイリー オールドマンやコリン ファース、
「オンリー ラヴァーズ~」にも出演していたジョン ハートも出演していた
激渋スパイ映画の音楽も担当しているのです。
あの激渋映画の中で数少ない彩り鮮やかなパーティーのシーンに
フリオ イグレシアスの曲を使うセンスいいな~と思っていましたが、
あの「裏切りのサーカス」と何一つ共通点のなさそうな「アイム~」の音楽を
同じ人が手掛けているのだからびっくりです。
でも嫌いじゃないです、この人の音楽センス。


裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD]裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD]
(2012/11/02)
ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース 他

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寺田寅彦縁の地を巡る旅 in 高知

2014.02.04

category : TRAVELLING

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高知の旅。こちらが本編です。

1日目

バスの中から真っ暗な高知の街を眺めていました。
道路は濡れて光っているし、
反対車線をすれ違う車は全部ワイパーを動かしています。

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大抵どこかに行くときには、すんでのところで悪天候を回避してきましたが、
今回はどうもそういうわけにはいかないよう。
バスを降りたら止むかもしれないと淡い期待も破れ、
高知駅前には三志士像が雨に濡れ、寒々しげに立っていました。

まず私が行くべき場所は寺田寅彦、3人の妻、両親の眠る墓所。
JRで高知駅から1駅電車に乗っても、降りてから歩くことには変わりないので、
腹ごしらえをしたパン屋から直接徒歩で向かうことに決めていました。
ネットの地図で何となくの方角と距離は確認しておいたものの、
実際雨の中をどれだけ歩かなくてはいけないのか、
山の麓にある寺田さんのお墓に行くのに、細くて急な坂道もあると知っていたので、
やはりこの天気は有難くありません。

雨が降りしきる中、早朝だからなのか、シャッター商店街なのか分からないけれど、
あまり活気があるとは言えない商店街を通り抜け、
地元の人しか歩かないような細い住宅街を歩きました。
車1台しか通れないような道路にも拘わらず、通勤の車が連なり、
結構なスピードで走っています。
あまりにも狭くて危ないときに、車に道を譲ると、
殆どの人が窓越しに手を挙げてありがとうのサインをしてくれたり、
大きくお辞儀をしてくれました。
ちょっと運転は荒っぽいけど、そこはかとない人の温かさが感じられます。

住宅地の中で神社を発見し、お参りして行こうかと思いましたが、
何より先に寺田さんのお墓詣りだと先に進むことにしました。
北へ向かって行くと、寺田さんのお墓の山に着くまでに、
久万川という川と、北環状線を超えることになります。
どこまで歩けばいいのかと、雨で湿った重い靴を引き摺りながら歩いていると、
自分が歩いている場所より、明らかに一段高い場所を、
学生が自転車で走って行く姿が目に入りました。
階段を上ると、目の前に久万川と、それに並行して聳える山が広がっていました。

何度も地図を見たせいかもしれませんが、
地元以外の場所に行くと、自分がどの方角に向かって歩いているか分からないことが多いのに、
ここでは、北へ向かっているのがはっきりと分かります。
しかし福岡市に住んでいる私にとって、南は山、北は海がある方角で、
川は南から北に流れている場合が多いのです。
川と垂直に山がある風景に慣れている私は、北側に山があり、
それと並行して川が流れる風景は、私にとって酷く異質なものに映りました。
しかも山にかかった雲が風で流れて、山が姿を現したり消したりするのは、
恐怖すら覚えるほどでした。

ただ、少し手前に見える低い山が、恐らく寺田さんの墓所なのだろうと思うと、
心細さも少し薄らぐような気がします。
久万川も寺田さんの随筆「鴫つき」に登場した川。
寺田さんも同じ山や川を見ていたのだから、怖いことがあるはずありません。
写真ではよく分かりませんが、久万川沿いから見る西に広がる山の風景が、
水墨画のようでとても綺麗だったのも本当です。
きっと寺田さんだったら、「雨は不便だが、決して悪いことだけではありませんよ」
そんな風に言うはず。

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久万川を渡り、北環状線沿いを歩くと、目印のJAのスーパーと動物病院があります。
動物病院の横の路地には道標がありました。

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ネットで見た道順通りに進むと、畑だった場所に家かアパートを建設中。
その脇に再び道標。

DSCF0217_convert_20140203194445.jpg

人が1人やっと通れる程度の舗装された通路を通り、その通路は山へと続いて行きます。
急な坂は雨が降ると滑りそうだし、坂の片側は斜面で足を踏み外したら滑り落ちそう。
傘をさしているのと、気持ちだけのお供え、
寺田さんの好きなコーヒーを持って両手は塞がっているし、
本当に大丈夫なのかと不安を抱えながら山を登って行きます。

DSCF0227_convert_20140203195000.jpg

色々考えると足が止まってしまうので、
脇目もふらずに登って行くと、ふと右手の視界が開けて光が見えました。
見覚えのある複数の墓石が目に入りました、やっと着いた。

DSCF0222_convert_20140203195609.jpg

左から3番目の奥さんの紳さん、2番目の寛子さん、最初の奥さんの夏子さん、
そして寺田さん。

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手前がお母さんの亀さん、向こう側がお父さんの利正さん。

DSCF0220_convert_20140203200124.jpg

それぞれのお墓にご挨拶をしてきました。
寺田さんにはここまで来るの大変だったよと、恨み言も言ってきました。
せっかく来たんだから、お天気どうにかしてくれなくちゃ。
服も靴も雨で重くて冷たかったのです。

お墓の横にはこんな案内板がありました。

DSCF0226_convert_20140203200847.jpg

そして寺田さんのお墓にお別れをして、元来た道を下るのですが、
やはり登りよりも下る方が怖いわけです。
年配の親族や、寺田さんのファンの方、お墓詣りに来るの大変だろうな・・・。

降りやまない雨の中、寺田寅彦記念館へ。
お墓から歩いて15分程度のところです。

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時間は9時半を回っていて、玄関も開いているし入れることは入れるのですが、
中に人の気配がありません。
声をかけても誰も出て来ないけど、入場料は無料だしと思い、
勝手に上がらせてもらい、家の中をあちこち見て回りました。
母屋は空襲で焼けてしまったので、修復された物です。
展示物としては、寺田さんが愛用していたカバンや、お手製の絵葉書、
書簡や写真など色々ありました。
ガラスケースに入ったものが多くて、うまく撮影できなかったのが残念です。

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このオルガンには感動しました。
寺田さんの物ですが、ドイツ留学中に夏目先生に預けていたという歴史があります。

しばらくあちこち見ていると、
記念館の管理をされている女性がいらっしゃいました。
別の部屋にいて、気付かなかったのだそうです。
この女性と気付いたら2時間くらいお話ししていました。
寺田さんに縁のある場所の話や、どんな方がいらっしゃるのかとか、
他愛もないことでしたが、寺田さんのことを気兼ねなく話せて
とても楽しかったです。
中には私と同年代くらいの方で、年に1度か2度は訪れる
新潟の方もいらっしゃるそうです。
福岡から来たのに雨で、お墓参りも大変でした~とぼやくと、
「あんまり雨降らないんですけどねぇ」と言って笑われてしまいました。

このときに「寺田さんのお父さんが、寺田さんの健康を祈願して、
石灯籠を奉納した小津神社がこの近くにありますけど行きましたか?」と訊かれました。
私はその神社の話も名前も知らなかったけれど、
さっき通り道に神社があったあの神社、違うよね・・・?
道順を聞いても、さっき通った神社との位置関係が全く分からないし、
とりあえず教えてもらった通りに行こうと思いましたが、
その前に時間を見ると既に11時半過ぎていて、先にひろめ市場で食事をすることに。
表に出ると雨はすっかり止んでいました。

記念館からひろめ市場までは大した距離はなく、
途中に高知城の敷地内にあり、寺田さんの常設展示室がある県立文学館を通ります。
そしてひろめ市場の前にある、高知県立高知追手前高等学校は
寺田さんが卒業した学校であり、故やなせたかしさんの母校でもあります。
尤も寺田さんが卒業した時にはまだ高知県尋常中学校でしたが。
この学校には時計台があり、楽しみにしていましたが、
南海地震のための耐震工事が行われているために見ることはできませんでした。

そして県立文学館へ。

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残念ながら文学館は写真撮影不可。
受付で「寺田寅彦の展示は一番奥にあります」と言われて行ってみると、
他の高知の文学者よりも明らかに、寺田さんにスペースを割いてありました。
寺田さんの家系図から、研究に関すること、書簡、絵、
バイオリンやチェロ、蓄音機、愛用の帽子など、
貴重な展示物ばかりでした。
多分ここでも2時間くらいいましたが、その間誰もいませんでした。
淋しい気がしないでもありませんが、独り占めできたような気がして、
それはそれで悪くありません。

県立文学館では物販があったので、書籍や絵葉書を買いました。

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そしてふと、記念館の傍に寺田さんの文学碑があったことを思い出し、
再び記念館の方へ戻りました。

DSCF0316_convert_20140203213722.jpg

花物語」という随筆の「昼顔」の冒頭です。

DSCF0320_convert_20140203213838.jpg

この川がもう少し先で左に折れて、その辺りに石碑があります。
そしてこの川は、記念館の真ん前を流れている江ノ口川と言うのですが、
これが次の日に行く場所と、関係があります。
尤もそれに気付いたのは、福岡に戻って来て、訪れた場所の地図を作りながらでしたが。

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そしてここから、記念館で聞いたように小津神社へ向かいました。
この小津神社も入り組んだ場所で、ちょっと分かりにくいのですが、
ふと見覚えのある景色が目に飛び込んできました。
やはりお墓に行く途中に見かけて、お参りして行こうかと思ってやめた神社です。
寺田さんのお父さんが奉納した石灯籠はこれだそうです。

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正面の三日月のマーク、寺田邸にあった灯篭と対照になっています。
お父さんのこだわりなのでしょうか。

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この灯篭、ニヤッと笑っているみたいで可愛かったです。

1日目の寺田さん縁の地巡りはこれで終了。
2日目は「続きを読む」からどうぞ。

続きはこちら >>

高知の旅 その1

2014.02.01

category : TRAVELLING

comment(4)

1月29日に福岡からバスに乗り、ちょっと高知まで旅行に行って参りました。
メインは寺田寅彦さん関連の地を歩くという物ですが、
話のタネと、寺田さん関連の地を行き尽くして、時間もあったので、
他の所にも行って来ました。
とりあえず、メイン以外の旅行記から書こうと思います。



続きはこちら >>
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